【椎間板ヘルニア】とは? 症状から治療法&手術の目安
【腰痛専門整体】パーソナルケア-ブログ
【椎間板ヘルニア】とは?
腰の骨は5つの椎骨からなり、椎骨と椎骨の間には「椎間板」というクッションがあります。
その椎間板から内部にある髄核というゼリー状の組織が飛び出して神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。
年代的には10~40歳代に多いと言われています。
椎間板ヘルニアの症状は腰痛から始まり、その後、お尻や脚にしびれや痛みが生じます。
洗顔のような前かがみ姿勢になると症状が強まる傾向があります。
【ヘルニアは自然に治る?】
あまり知られてはいませんが、じつは椎間板ヘルニアの多くは発症から6か月前後で自然に消失します。
ただ、すべての椎間板ヘルニアが自然に消えるわけではなく、髄核が椎間板と神経の間にある後縦靭帯を突き破っている
ケースです。免疫細胞が飛び出した髄核を食べてヘルニアが消えるのですが、後縦靭帯を突き破っていない場合は免疫細胞が
反応しにくいため椎間板ヘルニアは消失しにくいと考えられています。
【馬尾型と神経根型】
椎間板ヘルニアには馬尾型と神経根型の2種類があります。
お尻から太もも裏側に痛みやしびれ、ほてりがでていたり、尿がでそうになるという症状が特徴です。
放置していると尿漏れや頻尿などの排尿障害が起こります。より進行すると歩行困難になり寝たきりになるリスクもあります。
脚のしびれや痛みが1週間以上続く場合は、整形外科を受診することがすすめられます。
上記に当てはまらない場合は、神経根型という進行しにくいタイプであることが考えられます。
【椎間板ヘルニアの治療とは】
椎間板ヘルニアの治療は薬で痛みを抑えヘルニアが消えるのを待ちます。薬を飲んでも痛みが強い場合は、
神経ブロック注射が行われることもあります。
2~3か月経過をみてよくならない場合は、手術が検討されます。
【ヘルニアでも腰痛がでないことも多い】
最近の研究で椎間板ヘルニアのある方でも腰痛を起こしている人はごく一部であり、ほとんどの方は腰痛がないと判明していま
す。つまり、椎間板ヘルニアがあるだけでは症状は起こらないのです。
「NHK ためしてガッテン」などでは腰痛の原因は「筋肉や筋膜」であると報道されています。
「筋肉や筋膜」は画像に映らないため病院では見落とされますが、私は腰痛の原因のほとんどは「筋肉や筋膜」の
緊張だと考えています。
腰痛の改善には”痛みの原因となる「筋肉や筋膜」」を見つけ、繰り返し調整していくこと”が大切です。
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